初心者のためのミュージカル観劇完全ガイド
ブロードウェイでミュージカルを観よう


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*--*開演前の準備から*--*
劇場に行く前に腹ごしらえ

さていよいよ当日です。
体調は万全ですか?適度に満腹感がありますか?・・結構重要です。夜の公演はだいたい20時からです。特に予定がなければちょうど食事どきになります。時間をうまく調整して食べておかないと、次に食べられるのは23時ごろになってしまいます。観ている最中におなががぐ〜〜〜となったら、恥ずかしいし、気になって集中できません。B'wayの劇場近くのレストランでは、夜観劇をする人のために「プレシアターメニュー」というメニュー設定して早い時間からきちんと食べられるようになっています。そういうものも利用して準備をしておきましょう。

劇場は寒い!?
夏のNYは強い陽射しでとても暑いですが、劇場内は冷凍庫です。欧米人とは皮膚体温が違うのでしょう。唇が青くなるほど寒いと思っていても、タンクトップのような服装で平気な顔をしている人が多いので驚きます。外から入ったときはよいのですが、10分もいると寒くて震えてくるでしょう。汗をかいたままTシャツ姿でいたら風邪をひくこと間違いなしです。外が少し暖かくなり街を歩く時薄着になってきたら、必ず厚めのジャケットやストールなどを持っていってくださいね。私は6月に長袖2枚にホカロン使用で観ましたが、翌日風邪を引きました・・・。

席は案内してもらうもの
Thank you! Excuse me!
さて、劇場には遅くても10分くらい前までにはつくようにしましょう。チケットは忘れずに持ってくださいね!

2008.10現在、多くの劇場では入場の際、、チケットについているバーコードを読み取る方法になっています。
Eチケットの方はバーコードが読み取れるよう折りたたんでおくといいかもしれません。
また場合によっては手荷物検査をしていることもあります。

チケットチェック後中に入ると、、「あなたの席は・・・・・だ(階段のぼってとか、奥の扉からはいってとか・・)」と案内してくれます。よくわからなくてもすすんでいくと必ずスモックのような制服をきた係員がいますので、その人にチケットを見せてください。
自分で席を探してはいけません!係員が別の人を案内している場合は、その場で待っていてください。チケットをみせて自分の担当エリアなら「こっちよ・・」と連れて行ってくれます。該当の列までいくと、「通路から何番目があなたの席です。」といってチケットと一緒にプレイビル(無料のプログラム)を手渡してくれますのでひとこと『Thank you』とお礼をいってください。

通路側の席ならそのまま座ってください。ただし、すでに座っている人より奥の席だった場合は、無言の圧力でたたせるのではなく(日本人にありがちです・・)、きちんと
『Excuse me』と声をかけ、通り終わったら『Thank you』といってください。この当たり前すぎるマナーをB'wayの劇場に足を運ぶ人は小さな子供も老人も若者もみんな気持ちよくやっています。
また自分よりあとに来た人に
『Excuse me』と言われたら、迷惑そうな顔をして足をひくのではなく、荷物をもって椅子をたたんできちんとその場に立ってスペースをあけてください。『Thank you』には笑顔で・・・。
『You'er Welcome』までいえれば完璧!みれば分かるでしょう・・という無言の圧力は絶対にいけません。

プレイビルチェック!
Playbill
席に座ってあと、開演まで少し時間があるようなら、かばんやコートなどは自分も両隣の人も邪魔にならない場所におきます。大きな荷物を持って中に入るのはあまりよくないですが、ちょっとしたかばんなどは、足元に置いておきます。そしてもらったプレイビルを開いて、今日の出演者やプログラムを見てみます。全部英語で書いてありますが、キャストは写真入りで載っていますので、チェックしてみてください。ステキな人が見つかるかもしれません(笑)。
またプレイビルを開いたときに10センチ角くらいの紙が挟まっていることがあります。その紙には、プレイビルに書いてあるキャストが変更になった場合にその日のキャストを知らせるためにはいっています。それをみると、誰が代役なのかわかります。主要キャストが代役ではないことを祈りつつチェックしてみましょう。



当たり前のことですが、音のでるもの、たとえば携帯電話や時計のアラームは必ず消してください
ブロードウェイの劇場では、上演中にこれらの音を鳴らしてしまった場合、罰金です。



*--*上演中*--*
どんな風に始まるの? いよいよです。B'wayの各劇場では開演を告げるベルは鳴りません。時間になると注意事項のアナウンスがあります・・・。内容は・・カメラ、録音の禁止、うんぬん・・・そして指揮者の紹介です。そして舞台の下からオーケストラボックスに指揮者が登場します。指揮者にスポットがあたり拍手・・。そして場内が暗転して始まります。

どうやって観てるの?
拍手のタイミングはわかる?
非常に感情表現が大げさで素直に楽しんでいる人が多いです。拍手、歓声、笑い声なども豪快です。その場にいると内容には関係なくまわりの反応の楽しさに感動してくることもあります。
ミュージカルでは、だいたい1曲歌い終わるごとに拍手をします。特に主役級の人がソロで気持ちよさそうに歌っている場合は、そこがなんといっても見せ場、聞かせどころになるので、終わった後の歓声はひときわ大きくなります。
どのタイミングで拍手をしたらいいのだろう・・・と最初は戸惑うこともあると思いますが、こういう場面では自分でも気付かないうちに反射的に身を乗り出して拍手をしていることでしょう。もしかしたら「ひゅ〜〜〜」なんて声までだしているかもしれませんよ。本当に素晴らしい歌だった場合、会場全体からいつまでも割れんばかりの大拍手が続くので、そのまま次の場面にすすめなくなってしまうこともあります。これを
「ショーストップ」と呼びます。そういう場面に出会えたらストーリーとは別に大感激すること間違いなしです。また逆にいいと思わなかった場合は、まわりがしていても無理に拍手をする必要はありません。

注意することはある? 上演中、飲食やおしゃべりは厳禁です。できれば居眠りも避けたいものです。ただどうしても興味が持てなくて眠くなってしまうこともあるでしょう。それは仕方がないことだと思いますが、せめていびきと舟こぎはしない努力を・・難しいかもしれませんがお願いしたいと思います。
それと意外に気になるのが
飴やビニール袋をがさごそと探る音です。小さな音だからと思うかもしれませんが、舞台に集中しているときにガサガサ・・・と聞こえてくると殴りたくなります。せめて大きな音のとき、拍手や歓声で盛り上がっているときに。。。そしてできれば上演中は音を立てない努力をしてください。

時には自分の前の席に視界をさえぎる巨体の人がきてしまうことがあります。これは不運としかいいようがありません。どちらかに頭を傾ければ見える程度であればよいのですが、どうにもこうにも見えない場合でも、座席の上にコートをたたんでクッション代わりにするくらいしかできませんので、もし空席がどこかにあるようであれば休憩時間に係員に事情を説明して移動させてもらいましょう。


ほっとひと息 Intermission 1幕が終わると15分程度の休憩があります。体の大きな人たちが多いわりには座席間隔が狭く窮屈なので、だいたい一度立ち上がって伸びをして体を伸ばしている人が多いです。もちろんこの間にバーカウンターで一杯、なんて人たちもいます。感激度が高ければ、つい有料のプログラムが欲しくなったりCDが欲しくなったりTシャツなどのグッズを買いたくなったりするでしょう。是非この時間を利用してください。現金、カードが使えます。
そして
問題はトイレ!だいたい2時間半から3時間の公演が多いですが、劇場が寒すぎたり、始まる前にビールを・・などという場合はトイレに行きたくなります。始まる前に済ませておいても行きたくなることもありますので、その場合は一目散にトイレを目指してください(笑)。トイレの数が少ないのでスタートダッシュが遅れると長蛇の列に巻き込まれ、2幕に間に合わなくなることあります。場所は劇場によりますので、まず開演前にトイレの場所を確認しておくのもよいでしょう。

さて、いよいよ2幕が始まります。
2幕の始まりは1幕よりもっと突然です。アナウンスも挨拶もなく、突然指揮者が登場して音楽が始まります。この音楽が始まりを告げるものなので音楽が始まるとバタバタと席に着き始め・・・だいたい席に着く頃になると場内が暗転します。

クライマックス 感動が頂点に達した頃上演も終了します。一旦暗くなった舞台が明るくなり、出演者が順番に登場して挨拶をします(カーテンコール)・・・明るく大盛り上がりのままカーテンコールに入るものもあります。どこが終わりがわからなくなりそうですが、大丈夫。どんなケースでも出演者が順番に舞台中央にでてきて挨拶を始めますので、それが終わりの合図になります。
大盛り上がりの作品に遭遇したら、恐らくその時点から一段と大歓声が沸き起こり、まわりは立ち上がって拍手を始めます。しんみり感動する作品でもカーテンコールが始まると大きな拍手につつまれ、涙をぬぐいながら立ち上がり始めます。これは最後主役の登場で最高潮に達します。立ち上がってまで拍手をしないなーというような作品でも、主役の登場とともに歓声を聞いているだけで感動してしまうほどの暖かい感謝の拍手に包まれます。全員が登場したところでオーケストラに向かって敬意を表し、その後2階席右、左と挨拶をして幕が下ります。
ここまでは上演時間に含まれ予定通りの行動となります。特別なイベント(初日や○○回記念)などがなければこれですべて終了です。

スタンディングオーベーションというのもB'wayではよく観ますが、これもそこまで感動してないというのなら無理にする必要はありません。また逆にものすごく感動したら周りを気にせず感謝の拍手を送ってあげてください。歌って踊ってカーテンコールは楽しんだもの勝ちです。




*--終演後*--*
劇場を出る 幕が降りるころから、オーケストラが追い出しの音楽を演奏し始めます。これは作品に使われていた曲のメドレーが大半です。この曲を聞きながら(もちろんオーケストラボックス近くまでいって最後まで聞いても構いません)帰路につきます。帰りには、劇場のすべての扉が開かれるので自分の席から一番近い場所、または帰るのに便利なところからでます。入口と違う場所からでる場合もありますので、外にでたら自分の位置を確認しましょう。

女性ひとりでも歩いて帰れる? NYの夜は危険、帰りは必ずタクシーで・・とよくガイドブックに書いてありますが、劇場から出てきた人で溢れているので、40st〜57st、5ave〜9aveくらいのホテルの人は充分歩いて帰れます。ただし、持ち物には充分注意が必要ですし、アベニューやストリートによって人通りが少なく暗いところもあるので、油断は禁物です。できるだけ人が多くて明るい道を選ぶようにしてください。それでも怖い!と思ったらタクシーやバスに迷わず乗ってください。終演後の劇場周辺は車も人も多いので、タクシーを捕まえには時間がかかることがあります。このときもぼーっとすることなく注意はしてください。

地下鉄も以前に比べて安全になりました。線や駅によっては無人で暗いところもありますので、むやみに大丈夫!とはいえませんが、マンハッタンの中心路線は終演後に地下鉄に乗っている人たちも大勢います。

絶対に無理をしないで、充分注意をしてくださいね。

サインがもらえる!?

とても感動した、とてもステキな俳優さんを見つけた!場合には、その感動を是非直接伝えてみてください。
そのままステージドア(楽屋口)でまっていると、今まで舞台にいた俳優さんたちが実に気さくに登場します。サインをもらったり感激を直接伝えたり写真をとったりすることもできます。終演後10分から30分くらいでだいたい登場しますので、時間があれば待ってみるのも楽しいと思います。
ステージドアの場所は係員に聞けば教えてくれますし、劇場のまわりの人だかりを探せばだいたいそこです。B'wayの大スターと呼ばれる人も、ハリウッドスターも何かの予定などがない限り、非常に気さくにサインや写真に応じてくれます。買ったばかりのCDやプログラム、何もなければプレイビルを差し出せばサインをくれます。主役じゃなくても舞台をみていて、この人!という人がいれば是非探して声をかけてみてください。プレイビルの自分の名前のあるところを自分で開きサインをしてくれます。大勢のファンが待っていますのでそんな雰囲気もまたB'wayの楽しみのひとつです。
そのためには、サインペンをいつも持っていないと、ですね(笑)

なんとなく浮かれて楽しい気分で帰路につきます。歩いて帰れる距離にホテルがある方、地下鉄に乗る方・・いろいろだと思いますが、時間はすでに深夜に近くなっているはず。もう一度気を引き締めて、楽しい気分のまま日本に帰れるよう十分気をつけて帰りましょう。